でるたのーと

Cyber security blog


デスノート PC侵入シーンの考察

最近デスノートを見返しているんですけど、やっぱり L が死ぬまでが一番おもしろいですね。逆に最後まで見ちゃうとジェバンニが全てをかっさらっていくので見返すときは L が死ぬところで見るのをやめてます。

さて、作中では完璧な人間として描かれている月ですが、L にセキュリティの知識があれば、割と簡単に勝てたのではないかというシーンを見つけました。それは 3話の、月が総一郎の PC に侵入して捜査資料を盗むシーンです。

ここ!
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月が総一郎のパソコンに侵入した後に

サーバを選んでください

というポップアップが表示され、ログイン後にキラ事件に関する全ての捜査資料がリストアップされています。これはおそらく、警察庁所有の FTPサーバに接続し、内容を見ているということでしょう。

「自分のパソコンから、何の痕跡も残さず、父さんのパソコンに侵入することさえできるよ」

と月は嘘ぶいていますが、それでも普通、サーバへのアクセスやトランザクションにはログが残るはずです。総一郎が記憶しているアクセス日時の申告と、実際のアクセス日時が違っていたら即アウトです。総一郎が捜査資料を漏洩させていた可能性も残りますが、それでも「夜神家が怪しい」ということになります。L がログさえ見ていれば FBI捜査官が死ぬこともなかったのに! *1

L は夜神家に盗聴器と監視カメラを仕掛けていましたが、僕ならフォワードプロキシをかませて通信を盗聴します。月が総一郎のパソコン・ダミーの FTPサーバに不正アクセスしていることを確認し、しかるべき証拠保全が完了した段階で勝負も終わりです。あ、でもデスノートも押さえないといけないのか。まぁこれも、月のパソコンにマルウェアでもしこんで、インカメで「僕は新世界の神になる」あたりのシーンを押さえればいいんじゃないですか。

しかしあの月のことです。FTPサーバにアクセスしたときに、実はサーバにも侵入して、アクセスログを改竄しちゃったりしてるかも... まさかねぇ。いや、いくら極秘の捜査資料をシンクライアントも使わずにアクセスさせているとはいえまさか。容易に推測できるようなパスワード使ったりしてるけどさすがの月でも... いやできるわ! むしろ余裕だわ!

どうか L には、キラ対策本部にセキュリティエンジニアを雇うことを考えてもらいたいものですな。

*1:L は FBI捜査官の死から月がキラである可能性に気付いた